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アルキ・オーナメント株式会社:柴辻 一彰 氏
アルキ・オーナメント株式会社は、一枚一枚が陶芸品のような
風合いを持つタイルやブロック、手洗い鉢などを多く作っている、京都に拠点を置くタイルメーカーです。
今回私達は上賀茂神社のすぐ近くにある
会社の見学と、副社長である柴辻一彰さんにお話を伺いました。
「日本の家というのは、憩いの場であり、落ち着く場」 |
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会社概要に「日本人特有の美意識に裏打ちされた、日本のタイル文化を創造する」とあり、
『日本でタイルを作る』とはどんなことなのかという問いかけに、柴辻さんは「日本の家というのは、憩いの場であり、落ち着く場でありたいと思います。
その空間作りのお手伝いをタイルでしていきたいというのがあります。」という。 「最近キンキンしたもの(アルミやコンクリなど無機質で均質なもの)が多くて
家でもあんなのはどうかと思う。子供がこのような環境の中で育ってしまうのが、怖いなあ。」 |
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「自然な欲求として作りたいものが出てくる」
柴辻さんは、父・現社長 柴辻捷彦氏が会社を創業以来若い時からずっとタイルと接してきたので、
いつでもタイルのことは頭の片隅にあるという。
「散歩をしている時とか、釣りをしている時など、『こんなのがあったらいいんじゃないか』と、ポンと思いつくんです。」
自然に囲まれた場所で育ったことから、何か特別な勉強をしたわけでなくとも、自然な欲求として作りたいものが出てくるのだという。
「理念や考え方はすべてここ(タイル、そして会社自体)を見ればにじみ出てくると思います。」 |
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| 「『使われて初めて完成する』タイル」 |
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大量生産品とは違う、温かみがあって味のある「焼き物」的なタイル。
自然な風合いを引き出すことに力を注いでいるという。磨きの具合など、ご自身で研磨機を使って研究している。
手を広げるより、質を突き詰めたもの作りをしたいという。「特に東京の方はうちのタイルをいやがります。大きさが微妙に違うので、目地の取り方も一定じゃない。
規格外が多いので、手間も技術も余計にかかる。手仕事を大切にする職人さんが減っているのは残念なことです。使い続けて汚れるのも当たり前。それが<味>になればいいわけです。
それが<本物>である。証拠だと思います。焼き物は朽ちません。長く使ってもらうことが出来る。
今は受注生産で、できるだけ必要数を作ることにしています。納期に時間はかかりますが、理解のあるお客さんが使ってくれます。
使う人によって様々な使い方が出来る。『使われて初めて完成する』タイルだと思っています。」 |
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「『本物』を造る京都のタイルメーカー」
建物は景観に影響する大切な要素である。
人間の創り出すものは自然にとっては実はゴミなわけで、そんな中でもできるだけ共生していきたい・・
その姿勢は、主張し過ぎず周りの環境と調和する、独特な風合いのタイル一枚一枚に込められている。
最後に柴辻さんにとって、京都とは。
「落ち着くところで、帰ってくる場所。そんな場所で必然的に、自然な成り行きでもの作りをしている、ただそれだけのことです。」
学生時代はいいものをたくさん見てください、とアドバイスしていただいた。
日頃先生方にもよく言われている言葉だが、より深い意味が分かったような気がする。
会社ホームページには「『本物』を造る京都のタイルメーカー」とあり、「本物のもの作りの人」を感じさせる人の一言一句は、どれも熱い信念を感じさせるものだった。
お忙しい中、貴重なお時間を割いていただき、大変興味深いお話を伺うことが出来ました。ありがとうございました。 |
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『本物』を造る京都のタイルメーカー |
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